色のない街
深水遊脚



手作りのミネストローネと讃美歌でいつもの通り飾り気なしで


蹴り足の微妙な狂い 引き裂かれ頭上のベルに歪んだ視界


ありふれた電飾に沈む客船に無理して笑う音楽と月


赤と白 仕事でなければ着ない服 今日からイブまでサンタクロース


12月25日の色のない街で色のないランチデート


短歌 色のない街 Copyright 深水遊脚 2015-12-17 20:00:31
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