石ころ
レタス
どうせ風に吹かれてゆく石ならば
ころりころりと
吹かれていたい
人に踏まれ
タイヤに蹴散らされようとも
ぼくは
ぼくに変わりはない
坂道を転がった路の果てに
やがて結末はくるだろう
そこから先は転がることもないだろう
風の吹くままに任せたらいい
眠りにつくまで
自由詩
石ころ
Copyright
レタス
2015-12-16 17:38:31
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