夕暮れもよう
灰泥軽茶

夕暮れがそっと肩に手をかけて
淡い影が滲んでいく
ちぎれた雲の影が
ひとつずつひとつずつ
心の影のもようだなと
こつこつと
ぽつぽつと
とつとつと呟きながら
うつむくとくるぶしまでがアスファルト
おやおやいけない
縁石についとジャンプして
夕闇すいすいかけぬける



自由詩 夕暮れもよう Copyright 灰泥軽茶 2015-12-16 00:21:49
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