めざめよりもねむりよりもやすらかなもの
ユッカ
休日
つるつるのコンクリートに落ちた
真っ赤な枯れ葉を見たときに
すべてわかった
光でも色でも形でもない
存在がうつくしい
うまれてきたこと
死んでゆくことの
今、真ん中にいる
あっけない事実
これを忘れないでいる方法を考えている
今、真ん中にいて
ずっとひとりでいる方法を探している
自由詩
めざめよりもねむりよりもやすらかなもの
Copyright
ユッカ
2015-12-15 22:23:37