suu
草野春心



  ペンシル 一つぶんの
  沈黙が 突っ立っている野 
  ことし二度目の雪が敷かれる
  蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇が
  それと蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇が
  わたしたちの瞳を往復しているが
  寂しさのわけは一向わからない
  上着などそこの切株に擲って
  奏でてはくれないか、
  ハーモニカか何か



自由詩 suu Copyright 草野春心 2015-12-13 20:18:13
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短詩集