風とスケートボードと
梅昆布茶
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして
離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する
日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた舗道を滑ってゆく
時計はなぜか少しづつ狂ってゆくままで
その小さな差異がきっと僕のほんとうの成分なんだろうと想う
舗装の継ぎ目の僅かな衝撃が区切ってゆく毎日
風のゆらぎを追いかけてまた滑りはじめる
自由詩
風とスケートボードと
Copyright
梅昆布茶
2015-12-13 20:15:58