ころころグリーン
藤鈴呼



滑り出しは快調
ぐんぐんと伸びて
笑顔 ひとつ

水を 称えた 水琴窟
音は 妖艶

やっぱりね
雨漏りのする屋根じゃあ
したたり落ちる音ばかりが
気になって
眠れないの

ころころ 笑う
何でも
丸い方が 良いのです と

サクサク 食べる
深夜の ピーナッツ

なっつ
その ネーミングから
連想するのは
女性の名前 のみならず
えくりゅ色の 囁き

産まれた手が 素敵
うまれたてが すてき

伸びやかに しなる
翠のカーテン
窓の隙間で
浅く 笑った

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自由詩 ころころグリーン Copyright 藤鈴呼 2015-12-11 00:57:36
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