のころ、
はるな


蒸発してゆげになったあなたを食べてた
むかし桜の木のしたで一人で蝶の交尾をみてた
まんかいのユキヤナギ

雨の日は息をとめてすわってみる
すこしでもたくさん思い出せるように
自分のなにもかもわかってた少女のころ
どういうふうに息をすればいいのかだけ知らなかった


自由詩 のころ、 Copyright はるな 2015-12-09 22:57:40
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