季節はずれの太鼓囃子
w.tsubaki

季節はずれの太鼓囃子がきこえる

思考を急激に 過去へともっていかれる

いちばん最近の 夏の記憶を掠めながら

さらに遠い夏へと

苦労も苦悩もなにも 知らず感じずに過ごしていた

幼く無邪気な 夏の記憶

少しずつ遠ざかる 太鼓囃子のリズムに

少しずつ現実へと 引き戻されて

残ったものは 遠い夏への郷愁

そしてやけに眩しい陽光が刺激する

内向からの開放


自由詩 季節はずれの太鼓囃子 Copyright w.tsubaki 2015-12-07 18:01:01
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