レタス

イトヨリの虹色美しき

脂が誘うサバの文化干し

アジの開きにたまごかけごはん

イワシを購い飯をかきこむ

鮮やかなカツオをさばく母の面影

サンマの煙りに涙する

冬の寒ブリに脂のる

カンパチの潔よさに納得する

ヒラマサの匂いは極道の香り

ノドグロの脂に頬笑むわれはいま

ヒラメの縁側にたどり着く

シマアジに乾杯を捧げる

サクラマス春の香りを漂わせ

寒風に漂うアンコウ鍋

鯛は鯛それ以上はない

アイナメを煮付た晩ご飯

鯉の洗いを懐かしむ





俳句Copyright レタス 2015-12-06 07:31:22
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