宇宙競技
レタス

天体球技に魅了されて
果てしない喜びと乱舞に満ちてゆく

青や赤や白や黒の星々のゲームは留まることなく
終わらない試合を続けている

ぼくの歓声はまるで黄色く変色しながら
球体の行く先を占いながら
アルコールと魚肉ソーセージに酔いながら
盛大な応援歌を送る

黒い星が勝ったなら
それでおしまい
命が奪われてしまうから

それでも4色の星々を応援せざるを得ない

たとえ黒い星が勝ったとしても
ぼくは後悔しないだろう

黒い星に吸い込まれたとしても
過去を忘れ去った
来世の快楽はやがてやってくるから

ぼくはあいも変わらず球技のさなかに
アルコールと魚肉ソーセージに酔っている
明日のことなどどうでもいい



自由詩 宇宙競技 Copyright レタス 2015-12-02 23:55:01
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