キンタマ王子、私に羽根があったら
花形新次

キンタマが
羽毛で覆われていたら
蒸れてインキンに
なるだろう

それでも
空を飛べるなら構わない
キンタマ羽根を
思いきり広げ
太陽に近づいて
燃え上がりたい
燃え尽きたい

きっと、きみも
大陰唇の翼で
僕の後を追うだろう

そしていつか
ふたりの影は重なる

(キンタマ王子&ミッキー只野&羽根ユヅル
共同詩集「ピンク・ケロイド」より)










自由詩 キンタマ王子、私に羽根があったら Copyright 花形新次 2015-11-27 01:11:20
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