湯気
もっぷ

はい、向いていなかったです
生きることには
まったく間違いでした
生まれてきたことは

恨んではいないけれど
なぜですかと 思っていますお母さん
申し訳なく言葉もないです
大好きな。お父さん

にんじん、ねぎ、じゃがいもそして
お肉の入った美味しい 湯気を立ててる
クリーム色したシチューのことを考えています

わたしはスプーンを握りしめ
いまだ上手ではない 人間 を始めたばかりの
そんな頃



自由詩 湯気 Copyright もっぷ 2015-11-23 13:11:31
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