虚無
あなろぐ時計
鬱でも病気でも何でもなく、
光に黒い陰が差すように
平静のうちにそれを抱え、
にこにこと笑ううちにそれを抱え、
その図体に溜め息を吐き、
手綱を握り、
時に小路を諦め、
時に重さに泣きながら、
往けるところまで歩いていきたい
自由詩
虚無
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あなろぐ時計
2015-11-18 05:38:24