汚染された夜の踊り
深水遊脚



視線知る暮れゆくふりの匙加減いずれ闇夜の独りの踊り


上弦の月に委ねた言葉はもう私を離れ空に散らされ


青と白の珠が光に埋もれてく散開星団に積もる埃


星の死は時を経てこの地に届く 天空に光るそれは気休め


星屑を啄む小鳥いつのまにその鳴き声も思い出せない


短歌 汚染された夜の踊り Copyright 深水遊脚 2015-11-17 23:54:02
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