ほっとする成分
Rabbies Diary
トイレの電球がスイッチを入れた途端切れた
電球型のLED照明だとなんだか寒々しい
LED照明が冷たくシャープで長寿命な理由はこういうことらしい
- 赤外線や紫外線など無駄な光をださないこと
- 発熱でロスとなるエネルギーがないこと
- 全方向に光を出さず狭い範囲を照らすこと
赤外線や紫外線は無駄な光なんだろうか
熱くなることはロスなんだろうか
広い範囲を照らすことは必要ないんだろうか
思い出す
きみが昔、話してくれた縁日の電球のこと
箱のなかでひよこたちが電球で暖められてたっとほんとかな
遠赤外線だか紫外線だか知らないがほっとする成分を出す
まがいものの太陽
まがいものだけれど
震えるひよこたちにとってはほんもの
裸電球の太陽で照らすから
お客さんも笛太鼓もあったかくて活気があるのよ
金魚すくいだけじゃなくて 宝石すくいだってあったんだから
きみが話してくれた思い出は
電球の余熱でどこかあったかい(宝石はさておき)
つまり その
LEDなんかじゃなくて 電球が好きって話だよ