清澄白河の日
番田
秋が深まった休日
ある日私は友人と地下鉄の出口で待ち合わせた
彼に驚かされ 携帯を アスファルトに
私は不意に落としてしまったけれど
倉庫街にある画廊に
私達は向かった しかし すでに移転しまっていたので
喫茶店でコーヒーを飲んだ
でも 味は どうということもなかったけれど
しかしなかなか素敵な空間だった 天井の
高い場所で ぼんやりと
白い陶器の音をコツコツと響かせながら
コーヒーを飲むのも 悪くはない気がする
それからまた 私たちは歩き出した
店員に教えてもらった場所へ
グーグルマップを頼りに 真っ暗な
十一月の道を