キョロリ・アオサギ
藤鈴呼



飛び立てぬ 鳥の行方を 考えている
先刻 過ぎ去った 雷鳴の 消える様を
何処までか 追い駆けて行く

嘆き
哀しみ
妬み
悔しさ

負けないで
そのフレーズが
空虚なまでに 
空を 切り裂いたから

わたくしは
笑うのです

この
唇が
裂ける程
大きな 声で

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 キョロリ・アオサギ Copyright 藤鈴呼 2015-11-07 12:19:53
notebook Home