始まりの終わりから「エッシャー論的風景画にみる宇宙」
アラガイs


始まる
無限の膨張と収縮
失踪
零れ落ちる水が歩きだした
それは天使が吸い寄せられるように
悪魔の結晶が分解されるように
のみこまれ
たたずむ城壁
迂回する回廊を
飛散した磁帯の砂上から
逆流は丘を解き放ち
さまよう145億の瞳たち
階段が底を切ると
夜明けがまた産声をあげる
影は地層から離れ
太陽は終末を受け入れた










多少加筆訂正


自由詩 始まりの終わりから「エッシャー論的風景画にみる宇宙」 Copyright アラガイs 2015-10-24 11:43:05
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