隣には誰もいない
凍月


あなたはいつも 視線の先に


ねこじゃらしの房が
朝日に照らされ
柔らかな光の珠になった
そのままとんでいって
しまいそうだった

抱き枕じゃ足りなくて
誰かに思い切り甘えたい時
紛らわす事も出来ず
隣に誰かがいるひとが
羨ましかった

いつか
いつかで良いから
手を繋げる誰かに会いたいな





自由詩 隣には誰もいない Copyright 凍月 2015-10-21 22:53:43
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