エレキテル
瑞海


ああ素晴らしき日常

私と君とを繋ぐのは
もう一筋の電気しかないのか
引き裂かれるほどの痛みを持って
私たちは寄り添うのだろうか

そもそも痛みとは何か
私の痛みと君の痛みは
同じではないはずなのに
共感を求めてしまうのは
私たちが馬鹿だからなのだろうか

試される日は仏滅

ゼロとゼロを
足したら
無限大

人差し指で
つながるエレキテル

体内細胞に
ながれるエレキテル


自由詩 エレキテル Copyright 瑞海 2015-10-21 21:33:32
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