ストレイスター stray star
itukamitaniji

ストレイスター stray star

似たような願い事ばっか おんなじ棚に飾られるなんて
うんざりだって 凡人なりの誇りを掲げても

寝転がって見上げた星空 期待なんてしちゃいないけど
流れた星に向かって 心の中で手を合わせてた

あの日拝んだ流れ星は
きっと君の為のものじゃなかっただけのことさ

誰も彼も笑い飛ばす 君の夢を叶えるのは
流星雨の群れを離れ 闇夜を泳ぐはぐれ星


安売りの感動に群がり おんなじ顔で泣き笑うなんて
出来なくて 誰も聴いちゃいないような歌を歌う

自分という物語には いつだって期待をしていたい
例えばそれが 思わせぶりで終わり続けても

あの日打ち切られた物語
きっとまだ終わってなんかいないだろう

誰も彼も見向きもしない 君の歌う新しい歌も
いつかきっと分かってくれる それがたった一人でも

誰も彼も笑い飛ばす 君の夢を叶えるのは
流星雨の群れを離れ 闇夜を泳ぐ名前の無いはぐれ星


自由詩 ストレイスター stray star Copyright itukamitaniji 2015-10-18 19:30:07
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
勝手に詩集『ウチュウッポイノ』