残暑
佐藤伊織


裁判官の腕 滑らか
(私たち の告白は 累積したまま

at

黄土色の髪があとからあとから生えだしている
その指先 
(天空ではなく 塔から)

最終日に 放逐する
ための
日章旗をたてる
132の
太陽達





自由詩 残暑 Copyright 佐藤伊織 2015-09-25 22:42:28
notebook Home