lita
mizunomadoka

手で覚えたことは忘れないから
目を閉じて生きることにした。


ねえ、まだそこにいるんでしょう?
死んだふりをして。


今日覚えたことはいつ消えるの?
私よりもながく残るの?


なにもかも忘れて
覚えることもできなくなった。
私は遠くに移ってて
身体が最後まで残ろうとしてる。
そうするのは心だと思ってた。


合い言葉で開く扉。
パスワードが違います。
素敵。






自由詩 lita Copyright mizunomadoka 2015-09-23 19:13:45
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