懺悔
はるな


ときどき風がつよくふいたし
ときどきかみなりも落ちた
照り返しのきつかった床の一部はいまは色あせて
わたしは懺悔しなくてはならなかった
雨の降るようにはひとを好きになれなかったし
嫌いにもなれなかった
色あせた床のように
自分のことだけを愛していた



自由詩 懺悔 Copyright はるな 2015-09-08 22:37:46
notebook Home 戻る