タバコが世界に必要だろうか
りゅうのあくび
誰しもが健康であることを望んでも
人間はタバコを吸うと云う
嗜好があれば
病気を悪くしたり
病気を患ったりする
まだ若いころ
人と人との距離感を
思うとやるせない気持ちが
するようになって
手持無沙汰な自分を満たすために
タバコを吸うようになった
昔の小説や映画には
タバコを吸う大人が出てくる
シーンがあったけれども
いまはほとんど
タバコは出てこなくなった
悪役でさえタバコは吸わない
タバコは宣伝が
禁止されているからだ
むしろテレビや本の中のほうが
人間は健康に生きている
タバコの販売は
まるで成人の証みたいにする
野放しも同じで
本当はその影で
肺が真っ黒になっている
人間がたくさんいる
きっとタバコを吸う
医者もいるのだろう
タバコを吸うことは
生命を損なうにも拘わらず
タバコを買える市場があるからなのだ
ニコチンには強い依存性があるか
禁煙外来で保険治療をしても
タバコ吸いは治らない場合がある
水タバコや香りタバコが
売れ始めている
タバコの副流煙問題が
深刻化しているからだ
果たして
喫煙者の権利などというものは
なんなのだろうか
その権利は本当のところ
死の病のことではないだろうか
一定期間のうちでも
喫煙を経験すれば
ニコチン依存が止まらずに
落着きを取り戻せなくなる
禁断症状が出る
それからは
なかなか逃れられない
僕も何回も失敗し
続けている
タバコ吸いの友人も
肺気腫で死んだ
健康を害している
ニコチン中毒者を野放しにして
国家が煙草税を
徴収していたりする現状は
看過できない
日本で毒性の強い脱法ハーブは
完全に取り締まられている
タバコは合法ハーブ
なのだといっても
タバコの販売だって
中止する必要がある
犠牲者を出し
続けないためにも
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No Smoking Anthology