さようなら さよなら じゃあね また明日
さわ田マヨネ
とくに仲よくもないけど足の裏いつかみたことがあったよ
大丈夫? あ、大丈夫です。 いや、血いでてるけど。 大丈夫です。 ポトポト
泣き虫なきみのいいと思うところかぞえてミートボールまるめる
台風と修学旅行がぶつかった 君はすこしだけ笑っていた
ハムステーキ、厚さはこんぐらいでどうよ?(こんがりした世紀末だったね)
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きらきらと耀くあのミラーボールも太陽光でまわっていました
花火観に行かなかった日 窓をひらき 波うつかげぼしのボーダー
さめかけのクリスピーな海老パリポリ。そういや甲殻類だったね。
つめたさにふれたい無防備な気持ちが寝返りでつくるすきま風うむ
朝3時朝4時朝5時すこしずつ薄口になっている窓の向こう
細胞の分裂しっぱいした朝にカスタネットの紐ほどいてる
朝が来ておなじような朝がまた来て勝手にベランダの花が育つ
いくつものまぬけなバターロールのためもぬけの殻に小瓶はなってた
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巻いてない巻き尺をきみの住む家にはなすよさみしいいき物だもの
約束を抱えて眠ることに飽きてカスタネットの紐をほどいてく
別にさきどりとかしなくても春が、来ますようにといのっています
横顔のきれいなライン 渋滞のなかから 思いだしたみたいに
また会おう素通りしてもまたいつかやってくる世紀末みたいに