パンツの裂目
花形新次

自称詩が嫌いな理由の1番目は
出だしの2語を読むだけで
つまらないことが分かるからだ
例を上げると
「世界のはずれ」で始まる文章がある
世界にしたって
はずれにしたって
どんなバカでも
思い付くありふれた言葉だ
孤独な自分を嘆きながらも
どうにか救われたいとかって
きっとそんな中身だろ
読まなくても分かる
その時点で完全に読む気が失せる
ホンマもんの詩人が
こんなダサい言葉のチョイスするかね?
しないよねえ~

これが
「パンツの裂目」だとしたら
パンツの裂目から見える景色は
クリちゃんにはどう映るのか
等と発展していくし
裂目に侵攻していくポコチンの
勇ましさも表現できるのだ

いいか、とにかく今度
世界とか海、空
風とか言いやがったら
親戚一同集めて
訪ねるからな
ずっーと、お前の家の前で
立ってるからな
覚えとけ‼


自由詩 パンツの裂目 Copyright 花形新次 2015-08-26 22:43:03
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