ルクレティウスの夜
かんな
真実というの、
多面体について推測することを
誰かを信じたり信じない
曖昧さを拭い去って
女の果実は甘く
夜を抱けば朝が焦がれる
水槽で泳ぐ
海を知らない魚にとっての、
すべてを床にぶちまけて
水色のじゅうたん
愛を語れば泳げない
自由詩
ルクレティウスの夜
Copyright
かんな
2015-08-24 21:42:04
縦