緑門②
信天翁

重みをなくした
  他愛もない 愚痴を
 オブラートにつつんで
 嫁いでいった 一人娘に
しばしばメールしている
    卒寿となった おひとりさま
だが 一人娘は 多分・・・
  言外で示唆しているに違いない
老齢とは 歴然とした
     四次元の世界に 
     括られてゆく ということ 
                 を


自由詩 緑門② Copyright 信天翁 2015-08-22 11:15:26
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