2015 サマーソニックの終わりに
番田 


音楽を聴き疲れた頭で
街を徘徊すれば 
音楽の無い静けさのある場所を求め
昔行っていた場所の 中華料理屋へ向かう 
店員は私のことを忘れていた 
それにしても
安くておいしいことには変わりない
そんなことを考えながら 私は
私の来年はどんな盆休みだろうと
考えていた
まるで異邦人のように
過ぎていく私の日々
昔の友達にメールをしても
何も返事はなかった 昔
彼のおいしいと言っていた
ラーメン屋でランチを食べて
マリリンマンソンのライブに出かけ ラーメン屋通いの
屈託した日々を彼の絶叫に託してみても
何か屈託していた 疲れていた 
死ぬのは 怖い


自由詩 2015 サマーソニックの終わりに Copyright 番田  2015-08-16 20:40:11
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