真夏の追憶
りゅうさん

生きろ!と気張りはしないけど
私は死ぬのがイヤなので
明日もきっと大丈夫

 (これはこのコピーを貶めるものではない
 今はこうでも言わないと死んでしまう可能性があるのだ)

いつだって()の中を注意しなきゃダメだぜ

(生活苦で)死にたい
(こんなところに閉じ込められているくらいなら)死にたい
(好きな人が死に体で会えないから)死にたい

そこにあるのは理解しようとする努力、のみである

けれど私は生に対して一種楽観的なところがあって
覚えているんだよ
幼い日の楽しかった思い出を

夏の学校の帰り道
誰よりも早く帰ろうと急いだ
目の前に誰もいない通学路
照りつける陽射しに蝉の声

そんな時世界は私のもので
すべてはよしなんて思えて
基本的に生きるのは楽しいという思いが胸にあり…

といってもこれは万人向けじゃないかな
けどキミも楽しかった思い出、ない?





自由詩 真夏の追憶 Copyright りゅうさん 2015-08-09 12:44:12
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