「時」
美砂


わたしは小学生のとき
時そのものをあきれて
見ていたことがあった

時は昼寝をしているみたいに
動かなくて
おおきくておもたくて
自分を
もてあましているように
見えた

・・・とにかく
時は
生きていた




自由詩 「時」 Copyright 美砂 2015-08-06 18:17:18
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