好きなものの話をすると
なにがいーのと聞かれて
好きな人のことを思ってると
どこがいーのか聞かれる

別にいーから好きなんじゃねーよ
なにかしら受け入れて
生きてると
そんなものしか目に入らなくなる

好きな音楽の話をしてると
好きだから好きなんだねと笑われる
好きな景色を眺めてると
こんな景色もあるんだねと横に座りたがる

何も好きでいたくてこうしてるんじゃねーよ
笑いながら俯いてみる
心が飢えてると
人の世界を愛したくなるんだ
そういうのはいーことさ

好きなことを笑いながら喋るんだ
誰かが来て笑いながら去っていく
虚しさが頬をなでて
その後暖かい風が後ろから抱きしめる

好きなこと
好きなことを話しているんだ
何も好きじゃない日に

なにがいーんだろ
どこがいーんだろ
良ければいいなら
一人ぼっちだ

何も良くなくて
どこも褒めらんなくても
好きだよ

知らないけどわかってる
寂しいけど許してる
思うだけなんだ
空回るだけなんだ

何も良いとこなんか知らない
どこも褒めらんないけど
好きだよ

べつにいーとこなんか
好きだよ
べつにきたねーとこなんか
好きだよ

いーとこなんか
よくもねー
わりーとこなんか
わるくもねー

好きだよ
それを見るのも聞くのも

いーとこなんか
よくもねー
わりーとこなんか
わるくもねー