苦転サヴァイバル
たけし
何度飛び降りようとしただろう
日々続くこの原因不明の激痛に
その都度、何か引き戻す力が働き
こうして生きているこの己
一回目はただただ驚き
二回目は俄に怪しみ
三回目で了解した
真理の尻尾は
生きて在るうちに
掴んでこそ真を刻む
今また俺は激痛の渦中に揉みくちゃにされ
布団を独りノタウチ廻る
悲鳴をあげながら
なんにもないところに逝きたいんだ!
そう叫ぶ心のなか、
<何もない処には全てが在り
生あるオマエに関わっている>
あの引き戻す力の響きを聴く
確かに確かにその木霊
私は聴取し耐え続ける
生きて在る者、生きて在れ!
魂fullpowerで充たし