女の子ったら
瑞海



空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえから
ちっとも上手く
着地出来ないの
なんでだろうな

大切なことは
ちゃんと口で
言わなければ
相手の足元に
転がるばかり
拾ってくれる
ような敏感さ
を持っている
ようなひとは
あまりいない
さびしいなあ

でも現実だ
と分かった
君の思いは
分からない
ということ
をみとめる
ということ
とても大事
ということ
朝が来たら
君に会える
月が昇ると
君と別れる
この道理を
理解しよう
いつかまた
空を落ちる
君のことも
受け止めよ

こんなことを
よるのあいだ
ずっと考えて
いるのだから
夜も眠れない
この気持ちは
恋を割愛して
いるんだから
そこらへんの
おんなのこと
一緒にしない
でね!!ね!


自由詩 女の子ったら Copyright 瑞海 2015-07-30 23:00:27
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