薄い灰

どこともしれない場所で
いまがいつなのかもわからないままうずくまっている

うすいはいいろをした水を飲み込む
立ち込めた霧を食べているような気分になる

青と灰とが入り混じる
薄暗い湖の上で私たちは世界になる


自由詩 薄い灰 Copyright  2015-07-22 16:18:48
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