囚われた夜の安らぎ
日々野いずる

部屋を星明りだけにして
本も読めないようなわずかな陰影
布団に横たわりじぃと身をこわばらせる
そこにはすべてがあった
すべての夢があった
しかし眠りだけない

ずーといつまでも
続く夜の虜になっている
眠りだけ置き去りにして


自由詩 囚われた夜の安らぎ Copyright 日々野いずる 2015-07-16 15:01:47
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