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竹森
朝になったら帰るよ
おでんの湯気がかかった空に
箒にまたがる少女がふらついている
ガムのキシリトールが
吐息が白くなる原因じゃない窓際で
ネズミに小さな毛布をかけて
花の香りの在り処を訊けば
帰りは待たないでいいって言葉
思い出して
+
雨が降ると軒下に逃げる私の
左の胸に宿るもの
風の吹く方角 消えた風見鶏
触れるたび 震えていくもの
震えるたび 凍えていくもの
玩具箱に収まる丈の宇宙船
やはり
塗装は白と黒の
+
あんなに
夢を語っていたあなたが
子供みたいになってしまっていて
何故だか私 謝ってしまって
それが
二人の弱さだったね