雨の季節が、過ぎれば
南無一


6月、7月は雨降りばかりで
こころまで カビが 生えてしまえそうだから
せめて 陽気に 笑ってしまおう

たまには ワインなんかも いいんじゃないか
こころが酔えば たやすく 陽気に なれるもの
ホラ ホラ
そんなに しかめ面していると
こころまで 腐ってしまう

涙をこらえて 歯をくいしばり
生きていくことも 大切だとおもう
だけど
悲しみに こころが 負けそうになったら
思いきり 泣いてしまえばいい
涙さえ 出し尽くしてしまえば
後には 笑顔しか 残らない 筈だから

なに不自由なく 思いどおりに 生きていけることが
しあわせなんかじゃない
笑顔と涙の量は 半分ずつだから

雨の季節が とおり過ぎれば
ほら
キラ キラ お陽さまが
君に あいさつしてくれる


****
6月、7月は梅雨の季節。農作物や森林や植物にとっては、恵みの雨でしょうが、やはり雨の日がつづくと、少し気分が滅入ります。梅雨明けが待ちどうしものです。
どんなに雨がつづくといっても、雨はいずれかならずやむ時がきます。黒い雲が切れ、日が射してきます。人生も、きっとそれと同じ。「幸、不幸はあざなえる縄のごとし」でしったけ、それを信じて生きてゆきましょう。
梅雨が終われば、すると、もう夏。
わたし、夏の暑さに、弱いんだよね。夏の日の暑さにも、冬の日の寒さにも、負けちゃうんです。でも熱帯夜なんか、最悪。不眠気味なのに、もう完全不眠状態になるのです。ああ、いまからもう、熱帯夜がこわいのです。


自由詩 雨の季節が、過ぎれば Copyright 南無一 2015-07-01 19:11:55
notebook Home 戻る