777
もり

おれが息をする夜
この部屋の明かりは
林道にぽつりんと佇む
自動販売機

蛍光灯をカナブンが舞う
2ストロークのエンジン
ギアはまだ1速
目を閉じると
それはまるでチェーンソー
古木のような万能感を
切り倒す

777
お疲れさま 飲もう炭酸



自由詩 777 Copyright もり 2015-06-24 00:23:15
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