見えないわけじゃないけれど見えるわけでもなくて
はて

歩いている
歩いている

歩いている

やはり
歩いている



のようなところを
雑草が茂っていて
誰かがいつか通った
だろうと思うけれど
他の人はいないから
分からない

時々
他の道のようなものが
少し離れたところに
現れるのだけど

それが

なのかも分からない


やはり
歩いている

歩いているから

ということにして

歩いている
歩いていく

それは時間の轍
かもしれないけれど
関係なくて

歩いていく
歩いていく

歩いている

歩いていく
歩いていく

やはり


自由詩 見えないわけじゃないけれど見えるわけでもなくて Copyright はて 2015-06-22 23:33:21
notebook Home 戻る  過去 未来