水の月
そらの珊瑚

夕方にややふくらんだ足があり人も満ちて夜をむかえる

それぞれの耳にはそれぞれの音あてがわれてイヤフォンの白い線

半分にきっちり分けること出来てやっぱり冷たいアイスモナカ

飛び立ったばかりの燕の弧を描く空は広くて少し悲しげ

明け方に誰かが豆をまいていて雨だとわかっていたのだけれど

水の月マンゴーの種ちゃくちゃくと育っているので安心ください


短歌 水の月 Copyright そらの珊瑚 2015-06-21 15:39:56
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