右腕と左腕の狭間に
朝焼彩茜色

痰に執着が絡んで上手く吐き出せない

過去に想いを馳せて 石橋を叩いて 渡らない

 どの様な姿が陽に当たって影は無念だったのか
 それとも地平線まで心は太平であったのか
 おぼろげな足取りを探す
 消えていない筈だ

 永遠の中に手掛かりがある

想像が創造を産むまで腸は膨張し続け 渡れるはずの自分の懸け橋を暈す

未来は結構と3パーセントの至り
悪霊を小指で弄んで永遠に生まれ変わる事の出来ない様にしたのは

間違いない


案ずるこはないと今世の足音は重大な過去にいつも 響いている
魂の耳とこの耳に微かに繋がりを認めて
己後任の役目を

きっと気が清むまで生霊に執着させられる
己の右腕と左腕に

抱き締める筈のない3パーセントの至り その両腕 胸



自由詩 右腕と左腕の狭間に Copyright 朝焼彩茜色 2015-06-11 14:53:53
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