冒険者
元親 ミッド

この両の脚が踏みしめるここがどこで
 
その先が何処に向かい、何処を目指してるのかを
 
完全に理解出来ている冒険者は、
 
一体どれだけいるだろう?
 
 
 
毎日が一生懸命、迫り来る日々を
 
いなし、いなし、かわし、
 
飛んで、伏せて、まれに直撃、
 
被害の程は後で確認、
 
まずは、とりあえずは、前に前に前に。
 
 
 
誰かに傷つけられたなら
 
同じ位に誰かを傷つけている
 
自分だけが悪い訳じゃあないけれど
 
自分だけが被害者のように思っちゃいけない。
 
本当の悲しみは、もっともっと深い所にあって
 
誰も触れることは出来ないんだから。
 
 
 
 
例えば、あの空の蒼さのように
 
何時か見た、あの海の紺のように
 
優しくありたい。
 
強くありたい。
 
 
 
 
そう願うのは、
 
此処が何処で、
 
この先何処を目指しているのかを
 
知りたいからかもしれないね。


自由詩 冒険者 Copyright 元親 ミッド 2015-06-08 22:22:17
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