横丁
草野春心



  狭い横丁の
  ひしゃげた道路標識が
  ともすれば我々だったかもしれない
  食道の内壁を滑るような時間を生きて
  人目を避けながら 遠い未来を思っていた




自由詩 横丁 Copyright 草野春心 2015-06-06 23:20:35
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短詩集