受信料未払い
じぇいぞろ
身体障がいも聴覚も視覚もおなじ王国にいる。精神障害者だけは二項対立の外にいる。
精神っておそらく壁の向こうはの人には渾沌だ。官僚の悪意か。医学界の怠慢か。歴史的偏見か。精神という管理社会外宣告。
メディアが悪意に満ちたフラグをたて、基本的人権により病名が伏せられ、メンヘラのゴム印を押される。味噌なのかクソなのか明確にする義務の放棄。抗議のため受信料を払ってはいけない。
犯罪者の基本的人権のために、われわれの人権は蹂躙される。
「容疑者は心身喪失状態にあり。現在精神鑑定が行なわれています。」喪失も耗弱もキチガイと同じ扱い。全然違う。
この王国の世間も会社も、
欝も双極も統合失調も解離もパニックも発達障害も自律神経失調も睡眠障害もADHDもボーダーも適応障害も失語症もPTSDも
理解不能なので、ちょっとアレなひと、のアレとして仮置きされたまま省みるのを忘れられる。
無関心の冷酷な壁、われわれは東ドイツ。投げつけられる礫や既読の無視や縁談の破綻や噂話の餌食。
毎日ショットガンで撃たれて、
布団という柩で眠る。
一年中喪中である。
双極1型は診断がおりるまで、奇行をおこす。パトカーに乗せられたりする人もいる。
我々の意思は検察官には見えない。
違法性阻却事由にもならない。
司法の悪意かアウシュビッツ。
遺伝子を残せる可能性は少ない。
われわれの暗闇や絶望や死の衝動や無気力が見えますか?唾を吐くあなた、殴っていいですか。
しかし、
私は明日の天気を気にする。
職場に行けば大きな声で挨拶もする。
リゾームあるいはスキゾを縦断する。キチガイだから。
たぶん、この詩も最後まで読まれないだろう。つまりはそういうこと。
いや、違う。巧妙に騙されている。
昼中ウオッカを飲みながら、反体制の狼煙をあげる。三里塚だ。この平和な世の中に、唯一残された無理解。バイセクシャルの次はわれわれ。
ぺなべなになった心は内向を止めない。
三島由紀夫のようにNHKの屋上に上り、割腹自殺するのだ。双極制障害の1型で、服薬拒否して、躁病であると宣言。きちんと報道して、説明してみろよ、NHK。そのとき、醜い脂肪のでないように。