レタス


わたしの流した涙が
水紋となって
何処かの誰かに掬われたなら
どんなに幸せでしょう

千の言の葉から
一枚の枯れ葉を拾ってくれたなら
どれほどの救いがあるでしょう

ひとしずく
零れ落ちたものが朝陽に照らされたなら
其処は寂光の土となり
すべては珠玉の輝きを放つに違いない


自由詩Copyright レタス 2015-05-29 19:00:01
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