すずめ
はるな
すずめたちがやって来て
シーツに吹きだまる夜を食べていく
身体があんまりかるいのに
心ばかり重たくてやりようがない
びしょびしょにつかれるまで身体をつかいあって
腕もあがらないで笑った朝には
心ははねみたいに軽かった
なにもかもま逆の朝に
すずめたちがやって来て 飛び立っていく
わたしも
ま逆の空に
自由詩
すずめ
Copyright
はるな
2015-05-29 18:38:14