童話「友だち」
花形新次

五反田にティーンスピリットくんがいました。
ティーンスピリットくんの回りは
いつも閑散としていてひとっこひとりいませんでした。
「何故僕の側には誰もいないの?」
ティーンスピリットくんはMrs.バタフライに聞きました。
Mrs.バタフライは「それは、あんたが金を持っていないからさ」と答えました。「お金さえあれば、みんな集まって来るんだね?」
ティーンスピリットくんが喜ぶと「今だってお金さえあれば、あたいがお相手するさ」とMrs.バタフライは言いました。そっか、お金か!ティーンスピリットくんはMrs.バタフライを無視してお金儲けの方法を考えました。
あれは面倒だし、それも大変だし、色々考えた挙げ句銀行強盗に決めました。
銀行強盗に入ると、すぐに非常ベルを押されたので、人質20人と立て籠ることになりました。ティーンスピリットくんが撃った人質の1人が生きているのか確かめるために他の人に耳を削ぐように命令しました。また、男女の人質同士でセックスするように強要しました。

つづく


散文(批評随筆小説等) 童話「友だち」 Copyright 花形新次 2015-05-27 18:38:06
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